Zephyr Cradle Diary


2011.07.04 (Mon)

[音楽] FF VIOLIN II告知です

ちょっと早めですがTAMさんから情報が告知されたんでウチでも。いつもお世話になってるTAMさんところの新作アレンジCDにまたまた参加してます。まだどんな感じで関わってるかとかは、待て詳細! という感じですが。まあ前回とあんま変わらないですが……!

以前好評だったFF VIOLINの続編にあたる、FF VIOLIN IIです。すでに1曲、FF5「ビッグブリッヂの死闘」の熱い演奏動画が公開されてますのでぜひぜひご覧になってくださいなー。うちはこの曲には関わってませんが、素敵なアレンジですんで!

[音楽] Webイベントに対する想いとスタンスの再確認

あっどくんの日記から。

ここからは少し愚痴っぽくなるのですが、「曲提出してあとは何もしない」ってそれはなんだか寂しいなと思ったり。夏コミが近いという理由もありますが、それを理由に曲を提出してあとは放置してしまうのは、個人的に無責任なんじゃないかなーという。(せっかく全曲垂れ流しUSTとかやってたわけだし)

最近はWebイベントが増えてきましたがあんまり盛り上がらないとかそんな話をよく聞きます。だったらその辺認識している人間がある程度行動に移すなりするのが正解なんじゃないかなと。私より前から同人音楽に関わっている方なんかは「昔に比べればまだまだ良いほうだよ」なんて言いますが、でも「まだまだ」っていう表現がされている時点で、やっぱりその辺の認識は広いんじゃないかなーとか。

「イベントの形式に問題があるのでは?」という考えの方もいるかもしれませんが、曲提出しておいてその発言は矛盾があるような。

といってもこんなこと書いて強制させるのも変な話ですし、そもそも私にそんな権利はないですが、不満に思ったとか寂しいと感じたとかそういうのよりも悔しいなーという。(学生なんかは時間ありますが社会人の方はそうもいきませんし)

この話題はあっどくんのみならずみんなが思ってる話で、イベント運営やったことある身からすると非常に耳が痛い。そして自分はこの点に不満を持ったからこそ、Celestia7のあとに、Celestiaを一時休止したわけだった。この「Webイベントがいまいち盛り上がらない、意見交換が活発でない」問題に関しては、もう遙か昔から語り継がれてきた問題だと思ってる。いまだに払拭できてないのはとても申し訳ないのだが。

過去に書いたイベント関連の記事をまとめてみる。他にもあったけど細かいのは除いた。

2005年の、Celestia1が立ち上がる前からこの話はあったんだよね。そのたびに運営側は色んな方法を考えては、停滞してきている。BBSに始まり、WebChat、IRC、ネットラジオ、ブログツール、Ustream、Twitter。いろんな手段を講じてきたけれど、結局のところ問題はいつでも付きまとっていた。手法を変えた直後にはある程度の反響はあるものの、慣れというのは恐ろしいもので、結局のところその問題はどんなときでも回帰してくる。

あ、ちなみにこれ「問題」って言ってるけど、あくまでもリスナー側の話ではなく、クリエイター側の話ね。リスナーの皆さんに関しては本当にアンテナを高くしてもらっていて、どんなんやって作られてるのかもよく判らんけどすげーって曲によくしっかりと感想付けてくれてるなーって思います。ありがたや。リスナーのみなさんが居るからこそ、イベントを開催し続けられています。(ちょっと媚び

うちがCelestia7で一旦閉鎖し、Celestia8で再確認したことは、イベントっていうのは参加する人の数だけ受け取り方があるということ。そして、イベントとの付き合い方について、誰も文句は言えないということ。

コンサートやバンド、コミケ……どんなイベントやコミュニティにしたって、その構成員たちが全員同じ目線でイベントに参加しているか? 否、と思う。成長云々よりも、自分の曲をまずは聴いて欲しいというだけの人だって居る。あっどくんのようにもっと切磋琢磨したいという人も居る。相反する考えのアーティストが同じフィールドに立つということは、Webイベントに限らず別に珍しいことではないと思う。そんなの当たり前だ。誰もが上を目指してるワケじゃない。誰もが停滞を望んでいるわけでもない。それを互いに否定し合うことは何の意味も成さないんじゃないかね。

だからCelestiaでは、両者を受け入れるようにした。主催はあくまでも中立の立場を取るようにした。判りやすく言えば「場所は用意した。酒も肴も用意した。じゃああと、盛り上げたいなら盛り上げたい人が盛り上げろ」。酒をちびちび飲むのが好きな人に対して酒豪が酒を強要するのはありやなしや、という話。有り体に言えば、投げっぱなし。ずるい。「主催は何もしない」というのが、うちの掲げるWebイベントの定義で、それを体現したのがCelestiaです。

つまりあっどくんのような「もっと交流とかないの?」な考えの人間に対して、Celestiaでは「キミが求めるものは何? 思うところがあるならば、それを達成するために動いたら良い。その場所は十分に用意してあるでしょ?」と言うわけだ(これはCelestia8の打ち上げ二次会でもあっどくんに直接言ったけど)。コミュニケーションの媒体がTwitterメインになったのだから、いくらでも交流することはできる。誰かに聞きたいことがあれば聞けば良い。それってどうなのよって文句言いたければ言えばいい。ただそれだけのこと。「それが言えるような雰囲気じゃない……」なんていう言い訳は聞かない。そういう雰囲気に持って行ってほしいならば、そう思った人間が動くべきだ(もちろんどうして難しいってなら相談してくれて良いけれど)。

話がCelestiaばかりになってしまったので、Thanks, Keyでの話。

うちはThanks, Keyで全投稿曲に対して感想を書いた。うちがこんなことをやった真意は何かっていうと、これで自分の曲に対する感想が欲しかったんです。こんだけ流れを作れば自分の曲に対する感想だって書きやすくなるだろうと思ったけれど、今回は失敗した。1日で全曲みっちり聞いてみっちり感想を書くってスタイルを取ってしまうと、それに圧倒されて、続く人が現れなくなってしまうってこと。前からそうだったけれど、誰かが全員分の感想を書くと、その後の人は「俺も全曲こんだけしっかり書かないとかな……?」って思って尻込みしちゃうんだよね。そのあたり、全プレ書きたい側もなんとか考えないとならんってのが難しいんだよなあと常々思う。これに関してはもうちょい、イベントのたびに考えて行かないとなあとは思う次第。

そんなこんなで自分はイベントにあまり憂いは抱いていなかったりする。むしろあっどくんのような考えの人間が居ることは喜ばしい。ただ、それを「問題だ問題だ」と騒ぎ立てるだけ騒ぎ立てるんじゃただの荒らしとなんの変わりもないので「9,10月にイベントやるつもりなんで今回のイベントを参考にしたい」という言葉の通り、何かを魅せてくれることをとても期待してる。

ただ、うちが経験上言えることは。

たとえ同じルールのカードゲームでも、それを楽しめるか否かは結局のところ、メンツ次第なんじゃないのかなあ。大富豪(大貧民)のように数多のハウスルールをどう取り入れどう切っていくかを操作しようと、楽しもうという気持ちがメンツになければ、何の意味もないのだと、うちは思うのだよ。逆に言えば、どんなルールであったって、単なるダウトですら、メンツのやる気次第で、とても面白い時間を過ごせるのではないかね? と思うのよ。