Blue Arrow

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楽曲情報

制作

制作者コメント

被災地・宮城県仙台市からこんばんは、茶豆です


'11年 3/11 午後3時前
ちょうど仕事中でした

職場の先輩の「アレ?揺れてる?」の言葉の後、地響きと共に地面が揺れ、辺りが騒然としました

自分はすぐ傍にあった机の下に隠れました
揺さぶられながら机の外に目をやると、ペンなどの物が棚や机から落ち、揺れが続く中で電気が消えました
予備電源があったのですが、予備電源による電力復旧直後、再び停電、予備電源が地震の揺れにより機能しなくなったのです
上から落ちてくる天井の塗装とも棚の上の綿埃とも思えるゴミに怯えつつ、ひたすら揺れが収まるのを待ちました

揺れが収まった頃に全員の無事を確認しました
携帯のワンセグでニュース速報を確認すると、「絶望」としか言えない情報が飛び込んできました
ありとあらゆる物を飲み込む津波の映像、地震の震度と規模、火災の様子、更に窓の外を見ると、3月前半の南東北では珍しく無いのですが、このタイミングでの降雪、少しづつ暗くなる外の風景に不安ばかりが募りました

唯一の救いは、家族と連絡が取れたこと、mixiやツイッターでごく一部ながら友人の生存確認が出来たこと、そして信号から街灯まで、一切の灯りの無い街を帰る中で見た、夜空に輝く冬の星達でした


今回のCelestia9開催以外にも「例大祭新作売上の寄付」や「チャリティ作品の制作」等、多方面からの支援の声、そして各地から続々と届く支援物資と暖かい励ましの声には感謝が絶えません
五体満足に生き残った自分に出来ること、音楽以外に取り柄の無い一被災者に出来ること、それは復興支援への感謝を音楽で伝えること、そう考え、今回の参加を決意しました

今回はオリジナルの中でも実に1年以上作って居なかったメロスピです
歌詞の無いインストゥルメンタルで希望という物を伝えるのはすごく難しいことだとはわかっています
でも、自分に出来る最大限の努力をすることで、理論では語れない物が少しでも伝われば・・・・
そう思い、いつも通りの物をいつも通りに作らせて頂きました

曲名、「Blue Arrow(青い矢)」はとあるたばこのパッケージに描かれているイラストです
そのたばこの名前は・・・・「HOPE」
「希望の象徴である何かを曲名にしよう」と思いついた時、このたばこのパッケージを思い出しました
この曲が、被災地からの「俺達は決して屈しない」というメッセージ(矢文)になること、そして沿岸部の被災地へのエールとなることを祈るばかりです


今回の東北大震災で被災された全ての皆様に心からお見舞い申し上げます
1日も早い各被災地の復興を祈っております

このクソッタレな世界に、精一杯の愛を込めて