2005.04.06 (Wed)
■ まあ、春だしね。
■ 因みにうちの日記で「萌え」だの「百合」だのというその程度の単語は昔っから基本用語ですので、今更驚くべきところじゃないですよ?
■ [CD] クロノクロスアレンジCD
Azell氏の日記より。光田さんのサイトに載っている、今年前半の予定には7月発売予定と書いてありますね。もう飛び掛って押し倒したいくらい滅茶苦茶欲しいんですけどッ。丁度自分がクロノクロスのサントラを久々に聞いていた矢先なので一際ニコニコです。
さて7月が待ち遠しいですね。
■ [音楽] 三拍子考
健康診断で大学に来たのはいいものの早く着きすぎて暇なので、3/4祭りに提出した曲を聴きながら優雅にちょっと考察など。先に述べておきますがこれはあくまで大臣個人の経験と知識による考察なので妄信せず、突っ込みなどあったらお気軽にどうぞ。トラバも歓迎。
さて「三拍子」とは何か。「3/4拍子」の曲と言ってしまえばそれまでなのでそれは置いといて。
そのためにはまず拍子とは何かという議論に入らざるを得ないけれど、拍子とは簡単に言うと「体感で得られる一小節のリズム数」と言ったところ。大抵はドラムのバスドラの音やベースのリズムなんかで簡単に調べることが出来る。RockやJazzといったジャンルの曲は殆どが四拍子。というより現在溢れ返っている大抵の音楽は四拍子だ。三拍子という曲は実のところあまり見かけない。ダンス音楽のWaltzや、「そうだ、京都行こう」のCMでお馴染みの「My Favorit Things」などが今時の三拍子の代表例かな。
重要なのは「体感で3つのリズム」という部分。楽譜で見て拍子記号が「3/4」や「6/8」だからと言って必ずしも三拍子であるとは限らないし、逆に「4/4」だからといって四拍子であるとも限らない。そこをもう少し掘り下げてみる。
例えば「6/8」と表記されていながらも四拍子の曲とはどういうものか。当サイトに上がっている曲で言うならば「Jenova Absolute -LastConfusion-」がそれにあたる。この曲はドレミ楽器の楽譜で見ると確かに「6/8」と表記されていて一見すると三拍子に見えるが、楽譜なんか見ずにちょっと指でリズムを取ってみると普通に四拍子になりはしないだろうか。つまり付点四分音符一個分で一拍、と感じる。これは三拍子の曲というより、自分は「四拍子」の曲と呼んでる。
(※このアレンジだと「五」拍子に聞こえなくもないが、厳密には五拍子とはだいぶ毛色が異なるのでそこにカテゴライズはしない。五拍子というのは基本的に「鮮血の狂詩曲」のようなものを言う)。
これはつまり楽譜を置き換えることも可能。すなわち、「6/8」の二小節分を「4/4」の一小節分に収めてしまう。そうすると「6/8」の八分音符は「4/4」だと八分三連符に相当する。つまり、三連符だらけで構成された「4/4」の曲は三拍子のように見えて、実のところやっぱり四拍子でしかない(例えば「Harvest -Irish mix-」のようなケルト、アイリッシュなどもこれに相当する)。これは体で拍を取ってみれば一目、というか一聴瞭然だろう。
楽譜に騙されてはいけない。結局拍子記号などというのは「奏者への指標」なのであって、聞き手にはそんな楽譜など見えやしない。三拍子を作る、または演奏するにあたってその点には十分に気を払って頂きたいと思う。
現在丁度三拍子のイベント「3/4 Music Festival」が開催間近な故にこんなことをつらつらと書いてみました。たまに「三連符の曲」=「三拍子」みたいな解釈を見受けるのでちょっとした投げかけのつもりです。三連符の曲の中には三拍子のものもありますが、実際は四拍子のもののほうが多いような気がします。三拍子を演るのならば、厳密にやりたいなあと思う次第。撃墜王で「リフ必須」みたいな文句と似たようなものですかね(苦笑
参考までに、当サイトにある三拍子の曲は「Ramza Waltz」、「遥かなる故郷 -3beatJazzStyle-」、「歌う山 -I'll reach there-(デモ版)」。それ以外は全部四拍子です。