Zephyr Cradle Diary


2005.04.15 (Fri)

[雑記] 風と空と大地のリズム

大学のPC室のサイトに無線LANでの学内ネット利用法とか書いてあったので早速 Zaurus にて挑戦。してみるもやっぱりノーパソとはだいぶ勝手が違うのであえなく敗北。電波受信するところまではいったのですがログイン画面が出てくれない。今度また挑戦してみると言うことで保留。

[読書] 「カスタム・チャイルド」壁井ユカコ

https://www.amazon.co.jp/dp/4840230277

「キーリ」を書いた壁井ユカコ氏の新作。タイトルから察せられるように遺伝子操作がどーのとかそういうお話です。一応現代モノ。

設定は兎も角としてやはりこの雰囲気がとてもいいです。相変わらず流れとしては仲間内での他愛のない「日常」のやりとりがメインで、そんな日常の中に非日常が転がり込んできて、でもそれが日常になって。そんな独特のオーラといいますか、それにぐっと惹かれます。ストーリーは個人的に大ヒット。「キーリ」より好きです。というか今までに読んできた電撃文庫(といっても大して読んでませんが)のなかでもかなり上位に食い込む素敵さです。「キーリ」を読んで気に入ったという人は是非ともこちらも読んでみて下さい。400P 越えと少々厚いですが、いざ読んでみると全然そうでもないです。

[雑記] PSP に関するあれこれ

久々に PSP を引っ張り出す。購入当初から全く無線LANが繋がらず悪戦苦闘してたのですが、ふとルーターの WEP 設定を見て Shared Key を Open Key にしてみたらあっさり繋がりやがりました。うーむ今までの苦労はなんだったのやら。システムがバージョンアップしているようなのでネットワークアップデートをダウンロードしておきました。現在充電中。

充電していてふと気がついたんですがこの PSP の充電器、今更ながらに思い出すと昨日 Zaurus を充電するのに間違えて使ってたような覚えがあるんですが。然もしっかり充電できたという覚えが。……こんなところで無駄に互換されても。

[アニメ] 新生・ドラえもん

http://dora-world.com/

さてこのネタだらけの新生ドラ、何処から突っ込んでいいのか非常に悩みます。突っ込みどころがあまりにも多すぎる。

さてまずはOP。女子十二楽坊とかいう顔だけで選ばれたパクりだらけの演奏家集団ですが、昔懐かしのドラえもんの歌をこの似非音楽集団がインストで弾いてくれました。下には歌詞が出て……ってカラオケかよ! ぼくたちに歌えっていうのか!?

さて第一話。道具第一号が「おざしきつりぼり」という展開に半ば笑いつつ、「手ばり」とかこれまた懐かしいアイテムが出てきましたよ奥さん。懐古主義もいいところです。それにしても捕まえられる側の魚たち、悲鳴が怖すぎます。うわああああああああとかきゃああああああああとかなんでそんな人間らしい悲鳴を上げながら捕まりますか。怖いです怖すぎます。そしてそのあとジャイアンが釣ってた魚を釣り上げちゃったりとかお約束の展開をして(というかこれ何処かで見たことのあるような)、そして海へ行こうというお話に。のび太は「深海クリーム」を塗ってパンツ一丁で海へ。海で手ばりをビッグライトで大きくしてドラえもんは嬉々として魚を乱獲。いやドラえもん何かそれ違うから! そのあと沈没船を発見してなんだかちょっと海底鬼岩城なムードを匂わせつつ、船に近寄ってどでかい宝箱を発見して開けてみると中から大ダコが! この大ダコ、海底鬼岩城の時のタコそのまんまだ! とちょっと感動してました。凄い凄い。こんなのでいいのか新生ドラえもん。そしてまあ最後は「おざしきつりぼり」がしずかちゃんのお風呂に繋がるというべたべたな展開をして終わりました。第一話は脱ぎまくりでしたね。

第二話はやまたのおろちなお話。まあこれは普通でした。のび太がヒーローらしく啖呵切った割におどおどしてました。ていうか時代改変大丈夫なんでしょうかあの青狸。それにしても新生ドラ、のび太の部屋の配置が違います。のび太の机のすぐ脇は廊下に繋がる襖があったのに、新生ではドラの寝床が来てます。部屋の入り口はなんと洋式のドアに。なんだか時代の流れを感じますね。のび太の机は木製になってましたが。あとタケコプターの回転音と電池が切れて止まりかかったときの音がまた妙にリアリティで怖かったです。

第三話は初心者マークなお話。そのスタンプを押すと全てのものが初めて見たように思えるというモノなのですが、まーその効果絶大。しずかちゃんにベタ惚れしたり食事や夕日にいちいち感動したりジャイアンやスネ夫と抱き合ったり犬見て感動したりと、まあもの凄くテンションの高いお話でした。これは普通に面白かったです。すげー。でも冒頭でのび太が「毎日が同じ事の繰り返し。マンネリ、ワンパターン……」と沈み込むシーンがあるのですが、これは正直どうなんでしょうね。それこそ「のび太のくせに生意気な!」とか言ってしまいたくなるんですが、そもそもこれ子供向け番組なんですけど。

さてさて注目の声優陣。ジャイアン、スネ夫はもの凄く違和感なく聞けました。これなら平気です。のび太は微妙に不満が残りますが稀に旧のび太にそっくりなところとか在って次第に慣れるでしょうと言ったところ。しずかちゃんはなんといいますか、声優がかかずゆみさんなのでどっちかというと「萌え」な要素が加わりました。なので割と許せるかなあという感じではあります。一番違和感が残るのはドラでした。甲高い声で全然似ていない風な装いをされると見ているこっちもどう反応したらよいものか悩みます。ドラとのび太の声が微妙に似てるのもちょっとアレかなあと思いつつ。

何気なくサブキャラも声優変わってました。のび太ママの声が三石琴乃氏でパパの声が松本保典氏。またでかいところ持ってきましたが、これがなかなか似合っています。自分的には違和感なく聞けました。流石ベテランは違うということでしょうかね。

そんな感じでがーっと書きましたが、将来がやや危ぶまれる感じです。何よりこの妙な第一話あたりを見てしまうと脚本が危ういんじゃあと。今後の動向にご注目、といったところでしょうかね。