2008.05.15 (Thu)
■ 明日は休日出勤の代休日。
■ [雑記][アニメ] ディバインバスター
先生が朝っぱらから釣りな日記を書いてくれやがったので、会社に着いて早々、携帯から「やろうてめえぶっころす!(要約)」と返して、さてさてと脳内で色々と悶々と一日中、についての考察をしていたわけです。(仕事しろ
なのはの何が好きかということを考えてみると、自分の行為に何の見返りも求めずに、ただひたすらに一点を追い続ける姿、でしょうな。なのはにとって、その想いが「甘い」かどうかはたぶん関係ない。自分の根っこにある信念を貫きたいというその、ある種盲目的な想いと姿が、きっと好きなんだと思う。なのはの持つ「強さ」の源泉は間違いなくそこにある*1。
信念――アリサとの時のように相手と本気でぶつかり合えば、いつかきっとわかり合えるというそれが、最終的にはバトルして拳で語り合うみたいな展開にしかならないのは些か問題ではあると思うけど、それが「なのは」のお話なのでは、と思う。
籠の中の鳥を「可哀相だから」と外に放り出すのではなくて、その鳥が自由に大空を飛んでいる姿を見てみたくて、その切っ掛けを作り、教えてあげるというのが、なのはのココロなのではないかと。結果的に「籠を全力全開で吹っ飛ばすんだろ」というのは変わらないのだけど。けど。
要は捉え方の差異なんだろうなあとは思う。かなり感覚的なものなので、なのはを全面的に受け付けないたまけん先生に同じ感覚を持ってもらうのはほぼ不可能とは思ってる。理解は出来ても納得されない、っていうか。
そもそも全体的に、感情的な台詞の少ないアニメなので、どうにも想いが伝わってこないってのはある。主人公たちの葛藤があまり描かれてないっていうのは、もったいなさ過ぎると思う。本当に。サウンドステージ(ドラマCD)や小説、コミックスで結構補完されてはいるけれど、アニメである以上そこに頼り切っているのは、あんまり良い傾向ではないと思う*2。
「最後は魔力インフレで」ってのは、例えば伝奇モノがいつも「彼は陰陽師の家系で云々」と言うのと似たようなもので。うちはあの、血筋だの○○一家だのという設定に全く価値を見いだしてないので、きっとそれを嫌がるのと同じなんだと思う。要するに「主人公最強系」のお話がお好きですか? っていうのに近いかと。
まあ補足すると、なのはは初め、魔力量だけはあるけど戦闘技術などには全くの素人でしたがね。そこから失敗をし、フェイトと出会う(しかも負ける)ことで、その自分の力を何に使い、自分はどうしていきたいのかを見つめるようになる……という話が、無印のお話だったと言えるんじゃないかと。何の鍛錬も想いも無しにフェイトに勝ったわけでは決してないことは、誤解しちゃいかんとですよ*3。なのはは「フェイトとお話がしたい」「笑顔を見てみたい」というそれだけのために、あれだけの鍛錬を積んで強くなったのだから。
ぶっちゃけた話、の少尉とやってることはあまり変わらないと思うんだけどな。それが個人の力量か、集団の補佐が加わるのかという、ただそれだけの差じゃないかな。あとはいかに理屈が通ってる(ように見えるか)、か。少尉が大丈夫なのになのはがダメというのは、未だに理解出来なかったりするのですわ。
……うーん、どんだけ語れば気が済むんだろう自分。
ひとまずこんな感じで。