2011.08.16 (Tue)
■ [音楽] 自分の人生に影響を与えた10曲(大臣)
自分で提案しておいてアレだけど、絞るの大変すぎ。ンだよこれ! ……というわけで回答してみます。
元ネタ:http://d.hatena.ne.jp/zephyrcradle/20110815/1313420384
01. 「落陽」吉田拓郎
小5、小6のときの担任の先生がそれはもう大層な変わり種の先生で、児童の名前は全員下の名前で呼んだり、道徳の授業でディベートの授業をさせられたり、日直の日誌は教室に置かれたワープロ(もちローマ字入力)で書かせられたり*1、小6の社会の授業が一年間まるっと第二次世界大戦の話をやったりと、ホントに変わった先生でした。
その先生の変わってる点の一つとして、帰りのHRでは必ず一曲みんなで歌を歌ってから帰る、という習慣があって。先生がアコギで弾くか、これまた教室にあるCDコンポでCD流しながらかっていう感じだったのですが、初めてその先生にあたって与えられた曲がこの曲でした。めっちゃフォークソング。その先生も若い方だったけど、まだ小学生の自分らにいきなりフォークソングとか与えられてもな! でも周りのクラスからはやっぱその習慣が人気で、歌ってる間、結構周囲のクラスからは妬まれたりなんだりしてました。
前置きが長くなったけど、そんなクソ長いエピソードがある曲なので、音楽に興味を持ったのはホントにこの先生のお陰な気がするなあ。ありがとう、I田先生。
02. 「さぁ」SURFACE
今じゃ解散しちゃったサーフィスから。知ったのはもちろん、アニメ「まもって守護月天!」のOPで。
小さい頃からガンガンは読んでいたしアニメもまあそれなりに見ていたのだけれど、OPであれだけ衝撃をもらったのは初めてだった気がする。J-POPにはJ-POPなんだけれど、これだけリズムが跳ねててファンキーな曲を聴いたのは、たぶんこの時が生まれて初めて。それ以前からサザンオールスターズは愛聴してはいたのだけど、サザンよりももっと明るくて底抜けのテンションで突っ切るこの直球な曲は、やっぱその後の自分に脈々と染みついてるなあと思う。ちなみにアーティストで括ると、サーフィスよりサザンのほうが聞いてます。
ドラムやパーカッションに興味を持ち始めたのはサーフィスとサザンのお陰。間違いなく。
03. 「戦闘 -生か死か-」すぎやまこういち(ドラゴンクエスト4)
http://youtu.be/h9sOnbpz9uo?t=3m2s
今回選んだ10曲選のうち、唯一のゲーム音楽。他にもあったけど、どれだろうって思ったら、やっぱりこれかなあと。
交響組曲版ではなく、原曲のFC音源版で。小さい頃にやったゲームは色々あるけど、あの黒背景にモンスターが居て、HPが減ったり死んだりするとウィンドウの色が変わったりして、それでなんだか奮い立たせてるのか攻め立ててるのか、全身に迫ってくるようなあの緊張感を伴った曲は、少なからず当時の自分には衝撃的でした。あの空気感はホント恐ろしかったもんよ……! しかも1章すらクリアできない。どこに行けば良いか判らず、延々と彷徨ったりして、それでどんどんとまた戦闘をして。この曲には本当にお世話になったなあ。
今でも一番好きな戦闘曲はこの曲か、DQ5かで悩む。
04. 「Beyond The Century」ADIEMUS
NHKの「世紀を越えて」という番組のメインテーマ曲。エンヤとかと並ぶ、ケルト系。
あの「世紀を越えて」という番組は、ちょうど世の中が20世紀から21世紀に変わる頃にNHKが一年規模で特集を組んだもので、そのメインテーマとして毎回流れていたので凄く印象的だった。たぶんケルトに最初に興味を持たせてくれたのは、間違いなくこのアディエマス。でも今見たらきっと、同時期にやっていたNHKの特集「映像の世紀」のほうこそガン見してると思う。あの二次大戦時代の映像はやっぱり、何度見ても衝撃的だった*2。もちろんあのメインテーマ曲「パリは燃えているか」(加古隆)も名曲。
アディエマスは他にも人生で何度もやっぱりお世話になって、何度もふとしたときに曲を聴く機会が多かった。ああいうのを、縁って言うんだろうなあ。
05. 「Burning Hearts ~炎のANGEL~」光吉猛修(バーニングレンジャー)
なんかもう語ることもねーだろってくらいアレ。みんな大好き、バーニングレンジャー(セガサターン)のメインテーマだよ!
これも主に先述の「さぁ」と同じ。この跳ねるリズムに魅せられつつ、熱くて、それでいてオシャレでカッコイイ、そんな曲。この曲に関してはゲーム自体の補正も大きいなあとは思う。男主人公が緑川、女主人公がみやむーという、時代を反映したかのような声優チョイスだったなあ。制作はセガのソニックチーム。疾走感もあり、熱い想いもあり、なんかもうゲーム音楽って凄いなあと思わされた瞬間だった気がする。インストのゲーム音楽ももちろん好きな曲は多いのだけれど、ここまで直球のOPソングっていうのもなかなかなくて。やっぱり何度聞いても良い曲。元気出そうって思ったときには、ついつい聞いてしまっていたからなあ。
またこのゲームはやりたい。ゲームディスクも本体もあるからいつでも出来るんだけどね。
06. 「桜」Janne Da Arc
J-POPも意外と聞いてるんですよアピール、ではないです。まあここでV系が出てくるか、とは自分でも驚きだけど。
この曲に関しては別にタイアップも何もないのだけど、学生の頃に初めてバンドに誘われたときに、最初に弾いた曲。といっても練習に1回くらい参加しただけですぐに流れてしまったのだけれど。それにしてもドラム初心者に出す曲じゃねぇとは、何度も思う。でもその分だけこの曲は何度も聞いたし、バンドって面白いなあと思わせてくれた曲。もちろん曲自体も大好きだけれどね。このときにジャンヌの曲は一通り聴き漁ったしなあ。色々聞きつつも、結局やっぱりこの「桜」が一番好きだったなあ。歌も楽器もどれもこれもオシャレ。大好き。
お陰様で、今でもバンドでのドラムは続けています。完全に下手の横好きだけどね。
07. 「Riverdance」Bill Whelan
初めてアイリッシュというものを意識した曲。曲の背景を語り出すとアレなので省略で。超有名なアイリッシュタップダンスです。
この曲に出会ったのは高校の吹奏楽部の合宿*3。その年の定期演奏会だかにこの曲やるよーみたいな話で、丁度嘱託の指揮者が持ってきたDVDをフルで見させられた。現役生の中では寝てたヤツもいた気がするけど、うちはその中でも一人で感動しながらめっちゃ聞いてたのを良く覚えてる。そのあと家に帰ってすぐに「Riverdance」のDVDとCD買いに行ったからなあ。良い思い出。
リンク先のYouTubeはワンシーンしかないですが、フルで聞くと2時間くらいあります。日本公演も勿論見に行った。いやあ、もうここから得たエネルギーは語りきれない。みんなもフルで聞けばきっと判る、判るはず! という、本当に色んなモノを授かった曲だった。
08. 「優しい夜明け」See-Saw
アニソンタイム。アニメ「.hack//SIGN」のEDテーマ曲。
正直See-Saw(梶浦由記、石川千晶)との出会い自体がうちの中では大きかったとも言う。梶浦由記音楽との出会いは完全にこの.hackというアニメなのですが、このアニメでの民族音楽をベースにした情熱的で幻想的な音楽は、本当に衝撃的でした。学生時代に出会って、梶浦さんのサイトに掲示板に感想を書き込んだりしたこともある。良い思い出。書いた内容もしっかり覚えてる。「うちがやりたいこと全部やられました! 応援してます!」とかそんな内容。今思い出しても、全然恥ずかしくない。本当にそれくらい衝撃的な曲だった。
それ以降、梶浦さんの曲は常に心の何処かで意識しているのは間違いないんですよね。最近の曲は全然聴いていない*4のだけれど、.hackの音楽は今の自分の基礎を成しているといって過言ではないです。
09. 「ジル」ユッカプロジェクト
http://www.muzie.ne.jp/artist/a008521/
だいぶ最近まで来た。初めて「同人音楽」というジャンルをなんとなく意識し出したのがここくらいから。
ネットで探す曲といえばゲーム音楽の耳コピMIDIが中心だった頃に、誰かから教えてもらって出会ったのがこの曲。まあなんというか、「Riverdance」や「優しい夜明け」でごろんごろんしてる人間にとってはこんなのも衝撃的だったんですよね。大きかったのは「ネットで無料で公開されていて、いつでも誰でも聞ける」という点。こんな素敵な楽曲がネットにコテッと置いてある。世の中はそんな時代だったのか、と。これを切っ掛けにMuzieを始め、ネット上の色んな音楽を聴き漁ったのがまさにこの頃だったなあ。それこそNABEMONさん、hiyamaさん、その他いろんな方の音楽に出会った。そして当然、この曲に関わってたMANYOさんやriyaさんが好きになるのは、まあごく自然の流れだったよねというお話。
10. 「旅立ち」VaLSe
http://www.muzie.ne.jp/artist/a019882/
上記のユッカと同時期に聞いた曲。「旅立ち」を聞いてすぐに、このフル尺が収録されてる「The Line」を買いました。たぶん生まれて初めてネットで通販した。
この曲もインストという点を除けば「ジル」と同じような衝撃を伴ってたのですが、「ジル」と違ったのは「自分と同じシンセを使って作られた曲」であったということ。これはもの凄く大きかった。この頃「もうSD-90でやれることやったかなー」と思いながらもまあまだ買い換える気はないしって思ってだらだらと使っていたのですが、この曲に出会ったとき、うわーうわーってなった。自分が恥ずかしくなった。SD-90という音源は必ずしも良い音が出るシンセではなく、どちらかというとゲーム音楽っぽい感じの音が出る、生音3歩手前くらいの音が出る汎用シンセ。これ以上やるにはもう生演奏してもらうしかないなって思っていたそんな時にこの曲を聴いて、自分の浅はかさを悟った。「曲は楽器で決まるんじゃない、譜面だ」と、それ以来思うようになりました。
何よりも、この曲に勝てなければSD-90を使いこなしたことにはならない! という思いがじわじわと湧いてきて。結局のところ、自分の中でこのCDを越えると思ったことは一度もなく、いまだにSD-90を使い続けている次第です。といってもこれを聞いた当時からまたちょっとシンセ環境が変わってしまったので、なんとも言えないと言えばそうなのですが。ただ、曲に関して言えば今でも目標として高く存在しています。音楽感、曲の作り、楽器の使い方。うちの中に走った衝撃としては本当に大きかったことを覚えています。
■ [音楽] 10選から漏れたやつ
ここらへんも考えてたんですが次点扱いに。
- 「決戦」植松伸夫(ファイナルファンタジー6)
- 「Dreams Dreams」ささきともこ(NiGHTS)
- 「愛の言霊 〜Spiritual Message〜」サザンオールスターズ
- 「カルミナ・ブラーナ」Carl Orff
- 「Prayer」Secret Garden
- 「snow dAnce」the music Laboratory cube
snow dAnceはもうホント悩んだ。YUKINOのFlashを見て、このCDも衝動買いしたからなあ……。