2020.12.07 (Mon)
■ [雑記] Amazon Musicで音楽生活が変わったなーという話
最近はもうAmazon Musicで音楽を聴く日々になってしまったのですが、大臣さん、1年ほど前にはサブスクリプションなんて全く興味の欠片もなかったンですよ。いやあ~人って変わるモノだなあ~~なんて片付けるのはちょっと乱暴すぎるし面白くないので、ちょっとは自己分析などした記事などつらつらと書いてみようかなと。
■きっかけは生活スタイルの変化(※読み飛ばしOK)
サブスクに手を出したきっかけは、昨年にAmazon Echoが980円で投げ売りされてたのを買ったとき。
そういえば990円で投げ売りされてたから勢いで買ったAmazon Echoが先日届いたけど、やつは何がウリなのかとか何も調べてない。やっぱ「ムスタディオをやっつけろ♪」とか言えば良い感じ?
— だいじん@ゲーム籠もり中 (@daijin) November 1, 2019
最初はこんなことを言う程度には興味がなかった。このときはいつものガジェオタ心が発動して、おもちゃが980円か~なんてノリで買ったのだけど、まあ実際使ってみると音声操作というのがなかなかどうして面白い。「これは両親にプレゼントしてあげると活用してもらえるのでは?」なんて思って譲ったんですよね。そしたら、もともと音楽が好きな父が割と聴いているらしく。
Amazon MusicのEcho専用プランの試用が1ヶ月で切れるタイミングで延長するかどうか確認したら、延長したいと言われたので、そこで正式にAmazon Music Unlimitedユーザーとなりました。譲ったEchoには自分のAmazonアカウントを紐付けしていたので、必然的に自分がAmazon Musicユーザーになることに。
その後、これは便利だってことでEcho Showを買ったり、Nature Remo miniを買って家電の音声操作できるようにしたり、職場の納会のビンゴ大会でまたEcho Showが当たったりなどしていたら、気付いたらなんかEchoが4台に増えていた。今じゃなんか家のどこに居てもAlexaに話しかけられるような具合になっていて、どうしてこうなったんだ……?
閑話休題。そんなこんなでEchoが増殖したけれども、自分でAmazon Musicを使い出したのはというと、仕事がテレワークになってから。家で仕事をするようになったら、音楽を聴きながら仕事が出来るじゃなイカ! ということで、出社スタイルだったときよりも圧倒的に音楽を聴く機会が増えたのでありました。
とはいえ、もともと自分はCDなんて腐るほど持っている(大半はゲームのサントラ)。聴きたいCDは全部買ってMP3化も済ませて宅内サーバーに置いてどこでも聴けるようにしていたので、サブスクなんぞに頼る必要なんて微塵もなかったんですよね。それがまあ、どうしてこうなってしまったのだろうかと。
……というわけで、やっとここからが本題。CDはすでに大量に持っているのに、どうして気付いたらサブスクばかり利用するようになってしまったのか、という自己分析。
■前提:自分の視聴スタイル
これまで自分がサブスクに興味がなかったのは、大体こんな理由である。
- 聴きたいCDは大体すぐ買うので、聴きたい曲は全部持っている。
- サブスクにまだないCDを聴きたいことも多い(同人も然り)。
- 特定ジャンルでザッピングして知らない曲に出会う、ということに興味がない。
- レコメンドなんてされなくても困らない。
よく見かけるようなサブスクの利点が、自分に一切刺さらないと思っていた。聴き放題だから何? もうそのCDすでに持ってますが? としか思っていなかった(というか今でも思っているが)。大体の売り文句である「○○円で聴き放題!」というのに1ミリも興味がなかったし、ない。
実際使ってみていて感じたサブスクの利点は、正直そんな一言で片付けて良いものじゃないと思っている。
■利点1:MP3ファイル管理からの脱却
よく聞く話として「CDを買うたびにやるリッピングの手間がなくなった」ということが語られるけれど、その表現は根本的な利点ではないと思っていて。「CDをリッピングしたMP3ファイルをずっとHDD/SSDに持ち続けなければいけない」というのが不要になったということこそが、一番の利点であろうと思うのです。
これまでPCや宅内サーバーのどこかにMP3ファイルを置き、メディアプレイヤーからアクセス出来るようにするためにファイルパスが変わらないように注意を払い、フォルダの階層を気にしたりファイル名もちゃんとそれっぽく付けて……などとしてきたのは、まあそれはそれで楽しく感じていたのですが(コレクター魂)、実際サブスクを利用してみるとそんな手間がなくなってしまった。いきなりアルバムアートが表示される。今聴いている曲のファイルがPC/スマホ内のどこに存在しているのかなんて、もはや全く気にしていない。とにかくインターネットに繋がっている状態でプレイヤーを立ち上げれば良いだけだ。
聴きたい曲を聴く前の儀式も要らないし、なんなら聴き終わった後の配慮も要らない。「もうこれ聴かないな……でもいつか聴きたくなるかもだしな……」ってなったアルバムも、サブスクならサクッと削除すれば良い。どうせまた聴きたくなったらいつでも聴けるんだから。ローカルのファイル管理の手間から脱却したということがこんなにも便利だなんて、全然知らなかった。
■利点2:iTunesとかいうクソダサUI/UXからの脱却
Apple信者の皆さまにおかれましては大変申し訳ないのですがぼくはiTunesが死ぬほど嫌いです。
iPhoneというハードウェアは本当に好きだしiOSも大好きなんですが、iTunes、テメーはダメだ。ともかく使いづらい。マジで使いづらい。Windowsユーザーだからなのかなと思ってたけれどMacBookを買ってiTunesを使っていてもまあ別に使いやすいとは思わないので、やはりiTunesが嫌いなんだと思う。
とにもかくにもiTunesを使わなくて良いならなんでもいい。Amazon Musicは専用アプリ(iPhoneアプリも同様)で聴けば良いので、iTunesを1ミリも触らずに済むのは本当にありがたい話なんだ。まあAmazon Musicも別段UI/UXが素晴らしいとは思っていないのだけれども。iTunesに比べれば7兆倍マシ。
■利点3:シェアされた曲へのアクセスのしやすさ
例えば「あのCDのこの曲良いよね!」って伝えたいときがある(あるよね?)。しかしそんな感想を友人にシェアしたとしても、(サブスクがない場合は)まずそのCDをわざわざCDショップなりDL販売なりで「買って」もらわないと、たとえどんな素晴らしい感想を聞かされたところで曲を聴くにまで至れない。まずもって曲を聴くまでのハードルが高すぎる。
しかし、今は違う。Amazonかどうかはさておき、今や多くの人が何らかの音楽サブスクに登録している。なので「この曲良いよね!」と視聴リンクとセットでシェアすれば、人はそのリンクから聴くか自分の契約してるサブスクから探すかして、ものの数秒でその曲を聴くことが出来る。シェアされた曲へアクセスするための手間がもの凄く減ったのだなと感じる。
シェアした話題の曲がリアルタイムに共有出来るというのは、まさにSNS時代にぴったり。
■利点4:自分のアレンジがAmazon Musicで聴ける
なんと! mozellさんのCDに参加したときのアレンジが聴けます!(CM)
そういえば、以前参加させていただいた「もぜコン」がストリーミング配信されてるので、自分のアレンジがAmazon Music他で聴けるの凄いなと……!(原曲 @mozeen_mozell さん、バイオリン @TAMUSIC さん)
— だいじん@ゲーム籠もり中 (@daijin) November 20, 2020
他の曲もめちゃ良いですので是非。
CD情報: https://t.co/4fD4YYZrUKhttps://t.co/xipf871G83
■一方で欠点や改善の余地もある
ここまで利点を書いてきたけれど、やはり欠点もある。サブスクはもはや音楽の売り上げの主流になってきているので、今後更に改善されていくことに期待したいなと思う次第です。
- 品揃えはだいぶ良くなってきたが、まだ細かいところまで手が届いていない。当然だが、ゲームの特典CDとかはないので聴けない。配信側の皆さんよろしくお願いします。
- 当時のCDに収録されていた隠しトラックの類が配信されていないことがある。
- UI/UXはまだまだだなあと感じる(Amazon Musicは)。
- 起動のたびに出る「更に上位のプランにしませんか?」の宣伝がうるさい(Amazon Musicは)。
■まとめ
今は新型コロナウイルスの影響などもあって、CD媒体を直接買うよりはDL販売でという後押しも、このサブスクの流れに拍車をかけているのかもなあと思ったりしてます。まあそもそもとして今の若者はPCもCDプレイヤーも持っていないってのがありますが、ね。いよいよもって、CDなどの物理媒体はコレクションアイテムになっていくのかもなあとぼんやりと思ったりします。
一方で、同人音楽ってこの波の中どうなっていくんだろうなどと思ったりも。特に二次創作は、どうなっていくんでしょうなあ……。
などと思いながら、今日はライザ2の曲にどっぷりと浸かっていくのでありました。
確認したらもうライザ2のサントラの配信来てたわ、ありがたい……。この通常バトルが今回もめちゃ格好良いので無限に聴ける https://t.co/MXUFTDVALJ
— だいじん@ゲーム籠もり中 (@daijin) December 7, 2020