2021.06.21 (Mon)
■ [音楽] FF14アレンジ新作CDとかベイグラオーケストラとか最近の活動報告
最近日記をサボっていたので、だいぶ遅れてしまっていますが活動報告です……。
Life of Norvrandt - FFXIV Arrange Compilation Album IV -
6/6(日)のFF14オンリーイベント「頭割りだョ!ヒカセン集合2」にて新作を出しました! 告知が遅い。はい。
ありがたいことにメロンブックスさんにそのまま委託させていただいてるので、イベントが終わっても引き続き入手が可能です。いつも通りある程度の期間が過ぎたら(内情を言えばある程度在庫が捌けたら)全曲無料で公開予定ですが、CD媒体が欲しいんじゃよって人は是非お手にとって頂ければと。ブックレットや盤面も素敵に仕上がってるプレスCDなので、記念品としてもご利用頂けます。
というかこのコロナ的な状況になってAmazon Musicとかどっぷり使うようになったら、CD媒体の購入が面倒くさいってのが自分自身よく分かるようになってしまったので、CD媒体は本当に記念品って感じですよね。この辺りは以前日記にも書きましたけども。とはいえ同人音楽ってのはCD作って手に取って喜びたいからっていう根本的な動機もあるので、さて今後同人音楽はどうしていくのがbetterなのか……というのは閑話休題。
ともあれFCメンバーで楽しくワイワイ作ったいつものFF14アレンジCDなので、是非とも聴いていただければなと思います。
テンプルナイツ交響楽団 3rd stage
久しぶりのオーケストラ参加です。今回はベイグラントストーリーオンリーの演奏会! 7/4(日)に所沢にて開演予定です。
演奏会に向けた練習も仕込みも佳境。コロナ的な状況下ながらも今のところなんとか開催まで持って行けそうな感じです。自分は演奏に加えて編曲でも参加していますので、ベイグラファンの方々におかれましては(コロナ対策をしっかりしていただいた上で)ご来場頂ければと思います。ベイグラントストーリーオンリーの生演奏なんて、後にも先にもないんじゃないかな……という気がしますね。いや勿論公式がリメイクなり移植なりを出してくれれば話は変わりますけど! でもそのときはもうちょっと難易度を下げ……いや難易度はともかくせめてオートセーブとかボス前セーブをクダサイ。
なおチケットは事前予約が必要です。→ テンプルナイツ交響楽団 3rd stage【テンプルナイツ交響楽団】 | 電子チケット販売サービスteket(テケト)
■ [雑記] 頭割りだョ!ヒカセン集合2に参加した記録
FF14のアレンジ新作CDを頒布するために、オンリーイベントの「頭割りだョ!ヒカセン集合2」に参加・出展しましたが、まあこれが楽しかったナーという記録です。
http://14atamawari.starfree.jp/?page_id=2252
システム的にはpictSQUARE(通称ピクスク)を利用したオンライン即売会で、このピクスク自体に参加するのが初めてだったのでドキドキしたのですが、↓こんな感じのブースで出展させて貰いました。
コロナ以降になって参加したM3オンラインがちょっとイマイチというか今一歩って感じだったのは以前の日記にも書いているのですが、要約すると「オンラインで参加出来るのはめっちゃ便利」「でもリアルタイム感やハレの日感が皆無で、『そこに居る意味』があんまり感じられない」という感じでした。これはM3オンラインに対する批判というよりも、オンラインイベントって難しいよなァ……っていう感想でしかなかったんですが。
今回このピクスクでのイベントに参加させて貰って「これは……全然アリでは……!?」と唸った次第です。良かったナーと思うところをいくつか挙げていきます。
1. 自分の足でブースに行くという「儀式」の再現
ピクスクだと、主催側が用意したドット絵の「マップ」を、自分の「キャラクター」が歩いてわざわざブースまで行くという感じになるのですが、言うまでもなくリアルイベントで言うところの「足を運ぶ」という行為の再現にちゃんとなってるんですよね。
我々はヒキコモリなのでおんも出るのとかめんどくさーと思うものの、この日のためにおめかししたり事前に調べたりの準備をしていざ会場へ向かう、というハレの日感がちゃあんと再現されてるんですよね。自分のアバターはピクスクが用意したデフォのものを使うもヨシ(一般人に紛れ込める)、イベント用に有志が配布してくれてるアバターを使うもヨシ(ちょっとしたコスプレ感)、オリジナルのアバターを使うもヨシ(オンリーワン感)。そういう楽しさもあるし、すれ違う人のアバターを楽しむのも出来るしで、なんだかんだで会場を徘徊することすら既に楽しいんですよね。「なんでそのアバターを作ったんだよwww」とか。クッキーが結構歩いてましたね。
つまるところ、会場内で「人と会う」という事象が可能になるわけで、例えば「ブースにあの人が居るから会いに行こ!」という挨拶回りが出来てしまうわけですな。これもうリアルイベントじゃん! って感じでした。えっもうこれこの先これで良くない?? っていうレベル。多分ほぼオンラインゲームのプラットフォームをリスペクトしてるんじゃないかなっていう感じなんですが、言われてみれば確かに、オンラインゲーム上で即売会するのが一番早いんだなってようやく気付かされました。露店出せばいいんじゃん、っていうね。それに特化したプラットフォームがこのピクスクでした。
今回の頭割り2では、運営さんがマップを実に凝ってくれていたので、FF14の色んなオブジェクトが配置されていたり汎用アバターがそこかしこに散らされていたりしたので、それを見て回るだけでもお祭り会場だなーって感じが良かったですね。あのマップが1日限りしか見れないって普通に勿体ないよなと思いつつも、でも数日も見れたらお祭りじゃないんだよなっていう……まぁまさにお祭り! でしたね。
2. 出展側のリアルタイム感とかワクワク感とか
イベント出展したことがあると、見本誌を読んで貰ってるときや試聴を聴いて貰ってるときのドキドキ感ってあると思うんですが、ピクスクではそれが可視化されてるんですよね。「誰かが自分のブースに入るとピンポーンって鳴る」「ブース内の人が頒布サイトを閲覧してると『閲覧中』って頭上に出る」。この2つの仕掛けのお陰で、自分のブースに張り付いていたくなってしまう。実によく出来てるなあと唸りました。自分のブースに開幕ダッシュしたくなるのは買い手側よりも売り手側自身だよっていうね。
昨今ではリアルイベントに参加出来ないので店頭委託のみとかネットプリントのみとかってなりがちですが、そうなるとリアルタイム感が失われる。「いつでもどこでも頒布できる」というのは便利な反面、「今ここに居て頒布しないといけない理由がない」ということになってしまうわけで。そこが見事に解決されてしまった……。夜更かししてでも自分のアバターを張り付かせたくなるなァ! と思ってしまうのですよね。
それと、ブースのデザインも自分で出来るというのも凄いなと思いました。今回自分のブースは配布されていたものをお借りしましたけども、みんな独自に色んなデザインをしていて凄かった。自分にはああいうデザイン力はないのでアレだけども、ある程度制限された中(px数に制限があるので)で、如何に表現するかというオリジナリティを出すという意味では、これまたリアルイベントに劣らないレベルの表現が求められるなーと感心しました。
3. 頒布物の見せ方にも色々こだわれる
うちのブースでは↓こんな感じに頒布物を列挙して紹介してました。
初参加なんで分からないことだらけだったものの、見せ方については色々と手順を紹介してくださってるツイートがあったしそれをイベント公式垢がRTしてくれていて目に留まっていたので、それを参考に色々作ることが出来ました。ありがたいですね。イマドキ生のHTMLを書かせるっていうのは確かにハードル高くね? って思うものの、自分くらいの年代はHTMLくらい全員が書けるので問題はないでしょう。これが2000年代に自サイトを持っていたオタクたちだ。面構えが違う。
自分はそんな感じで作品を並べていたのですが、他のブースさんの大半は他所の頒布サイトへのリンクがあるだけ(大抵はBOOTH)だったのが、ちょっと気にはなりました。確かにまあそれで良いっちゃ良いんですが、わざわざブースへ足を運んだのに外部リンクが1行ポンと載ってるだけ、というのはなんかちょっと寂しいナーと思ったりもしました。まあこれは個人的な好みです。上のような頒布物一覧作るの、やっぱ面倒臭いとは思うので。
ちなみに更に余談ですが、BOOTHは二次創作基本NGなので皆さんご注意下さいね(公式がOK出してるものを除く。スクエニはOKともNGとも言っていないので、つまり基本はNG)。参考(第5条-4)。自分がBOOTHを使わない理由はこれです。以上、閑話休題。
4. チャットや書き置きでの「緩い」交流
単にワサワサと足を運んだりする以外にも、掲示板的な「書き置き」の機能があるのが良いですね。これはM3オンラインにもあったけれども、M3オンラインは逆に言うとこの書き置き(チャット)機能しかなかった。作品良かったですーって言うのをこのピクスクのプラットフォーム上でダイレクトにサークル主へ伝えられる。やはり1つのプラットフォーム内で機能が完結してるってのは便利なものです。これをやるにはTwitterを見て、アレをやるには別のSNSを使って……となるのは面倒ですからね。それぞれのサービスのアカウント持ってないといけなかったりしますし。うちの出展にもいくつか書き置きをいただきました! ありがとうございました!
チャット機能はちょっとまあ使いづらいなとは感じましたが、基本使わないので問題はないかなと。ただ@マークを付けての固定発言は便利で、宣伝にも使えるなーって思いました。近くのサークルさんでは在庫なくなったのを固定発言されていたりしましたね。うちではYouTube Liveでの全曲放送の宣伝に使ったりしました。
5. コアタイム
これはピクスクの機能じゃなく頭割り2での独自企画かな? と思うのですが、イベントに「コアタイム」というのが設定されてました。要するに「サークル主も一般参加も、この時間に居るようにすると交流しやすいかも」的な目安の時間帯ですね。サークル主がいつ居るか分からん……いつ行こうか……ってなるよりも、この時間に行けば居そう! ってのが独自に設定されてるのは良かったですね。昼と夜に2回設定されてたのも良かったです。ピクスクのイベント参加は初だったので分からないけど、他でも多いのかも。
6. 頒布物の気軽さ
そんなこんなで一般としてもサークルとしても参加のハードルがめちゃくちゃ低いので、そこで感じたのは「これ別に新作なくても、有料頒布物なくても、全然楽しいな?」ってことでした。というか存外に無料配布が多い。要するにリアルほど肩肘張らんでも、単なる作品発表の場とか交流の場としても十分に楽しめる場になっているなあという感想でした。
リアルイベントはそれこそ新作持って色んな人に見てもらうぞ~~って気合入れていく感じがあるのですが(少なくとも自分はそう)、オンラインだとなんか緩いしそもそもみんなネットを繋いで見てるんだから頒布物が物理である必要性が皆無ということなんですよね。もっと言えば、頒布物が物理媒体だとむしろ驚かれるくらいまである。し、新時代だ……。
さてこうなったとき我々同人音楽は、果たしてCDのままで良いのだろうか……ということになるんですな。難しいなあ。この話は発散しそうなのでここでは深掘りしませんが。同人誌の電子書籍化云々と同じですね。権利的な問題とか色々絡むので1つの答えには辿り着けない話です。
……ということで大変長くなりましたが、今回「頭割り2」に初参加して色々と考えさせられたりしたなーっていうのがこの記事の記録でした。イベントに参加したことは本当に良かったです。運営に関係した方々含め色々とお疲れさまでした。オンライン開催とはいえ準備するデータが膨大だっただろうなあとか金銭的なアレソレとかも大変だっただろうなというのは想像に難くないです。自分でもCelestiaなんて小さいイベントを一人でやってるけどマァマァこれでも普通に大変ですからね……。
次回(11/14開催の頭割り3)も参加できたら良いなーと思ってます。うちのFCからは流石に新作はないでしょうけども、今回の新作含め過去のCDは全部無料DL対象になっているでしょうから、今度は開催時間中ずっとYouTube Liveで過去4作の収録曲を全て垂れ流して会場BGM代わりにでも使って貰う……とかも面白いかなとか思ったりなんだり。FF14の音系サークルはそもそも絶対数が少ないんで、そういう同人の盛り上げ方も出来たら良いナーなんて思いますね。
そんなうちのFCメンバーでの新譜「Life of Norvrandt」もよろしくお願いしますネ!!!!
先日の頭割り2でリリースした #FF14 アレンジ新譜「Life of Norvrandt」がメロンブックスに入荷されましたー。イベントで買い逃した方もこちらからどうぞ!
— だいじん☆7/4ベイグラオケ (@daijin) June 14, 2021
旧譜合わせてまだまだ在庫あります💿 https://t.co/dc8nN2wjPC