2022.09.27 (Tue)
■ [Game] ドラゴンクエストXI過ぎ去りし時を求めてS(PS4版)(ネタバレあり)
PS4版DQ11Sをトロコン(プラチナトロフィー獲得)までやった。つまりラスボスを倒してヨッチ族のやつも終わって裏ボスも倒した。
もう多分周りはみんなプレイ済みだと思うので(自分のことは棚上げ)、今回の日記はネタバレありで書きます。たまにはね!
で、何故今になってDQ11Sなのか。
DQ11無印はPS4版が出た時に買い、最初に船を取ったところくらい(プレイ時間で10時間くらい)でやめてしまい、その後Switch版のDQ11Sが出た時にSwitch同梱版(DQデザインのSwitch付き)を買って積み、DQ11SがPS4に移植されたときに再び買って積み、そして伝説へ……じゃなくて今に至る。
DQ11無印を最序盤で投げてしまった理由は、やはり序盤がとにかく面白くなかったんだと思う。
ボウガンの的当てミニゲームも面白くないし*1、出すのが難しい連携技を出せというサブクエがバンバン提示されるし、(序盤は)戦闘も面白くないし、仲間の作戦AIもおばかだしで、不満が多かった。また、レベル上げの華であるスキル習得も、習得に必要なSPの量が序盤から多くて全然習得できないので、1レベル上がってもなんか恩恵があまり感じられないのがなんだかなあというところがある。シンボルエンカウントだとつい敵を避けてしまうのでレベルも上がらないし。あと音楽が打ち込みでションボリした(11Sではオケ音源になりました)。
このあたりの序盤の印象は、11Sでも変わっていない。やっぱり序盤が苦痛の限りだった。
もちろん、11Sではダッシュが出来るようになったり戦闘スピードが上げられるようになったりしたけど*2、自分は多くの部分で面白くないなあと思っていた。やはり序盤はお話があんまり面白くない。平坦というか、あんまり盛り上がらないというか。最初のオーブ集めてる時点では明確な敵が分からないので、なんで旅しないといけないのかもよく分からなかった。強いて言えば、故郷の村を滅ぼした(と思っている)ニセ国王への仇討ちだ。したらなんか世界を救う話になっててよく分からなかったので、まあベロニカかわいいなあくらいしか思ってなかった。
オーブを集め終わって、大樹のところでアレがアレして魔王が姿を見せてからようやく面白くなり始めた。FGOの1部4章でラスボスが顔出ししたらやっと面白くなってきた、ってのと似たような感じ。
ここから一気にプレイ意欲がブーストして、1度目のスタッフロールを見た後くらいから遂に面白さが上限開放された。スタッフロール後、過ぎ去りし時を求めるところからは、本当にめちゃくちゃ良かった。
いわゆる「2周目」を、メタではなくしっかりとシステムとストーリーに落とし込んでいる。お話の盛り上げ方、プレイヤーの巻き込み方がよく分かっている。堀井雄二は天才か? と思うレベル。序盤のダルかった感じはすべて吹き飛んでしまい、いやーDQ11Sまじすげーなって思った。手のひらくるー。
ずっと、ドラクエのいちファンとしてDQ11(DQ11S)をクリアしていないというのはやはり自分の中で燻っていたので、どこかでクリアせねばと思っていた。
そろそろやろう、そろそろやろう……と思っていた9月初頭、次やるのは9月末のヴァルキリーエリュシオンだなと決めていたから少し間が開いていると思ったので、ならば今こそやるか! と思い立った。
まあ勿論、りっかちゃんに暁月やらせたい思いも動機としてなくはなかった。ここは交換条件だなと思っていたので、ならばまずは自分が動くか、と思って動いた。
閑話休題。結果としてだいたい14日程度、プレイ時間にして100時間ちょうどくらいでトロフィーを取りきって完走した、という感じ。
当初、トロコンする気はなかった。ただ、もうちょっとやっておくか……と思ってクリア後の迷宮に挑んで4番目のボスに勝てなかったり、ヨッチ族のラスト1冊の2番目のボスに勝てなかったりしたら、なんか腹が立ってきて、いややっぱ取り敢えずこいつらはシバいておかないと腹の虫が治まらねェ! となり、取り敢えずレベル上げをしてLv99にした。ラスダンに5時間籠もったら、ラスボス討伐時点のLv70→99になった。
全員Lv99になるだけで結構なトロフィーが埋まり、残すところは大修練場クリアとおしゃれ装備集めのトロフィーくらいが残ったので、それくらいならばもうトロコンまで走っておくか~と思ったのが次の地獄の始まりだったとは思っていなかったのであった。
大修練場はまだいい。最終試練まででいいから。問題はおしゃれ装備マスターだ。
Lv99になると鍛冶錬金が超絶ヌルゲーになるので、取り敢えずまだ作っていなかったおしゃれ装備を片っ端から作成。あとカジノ限定の装備を獲得するためにカジノに籠もった。これがまたなかなか。マジスロは面白いけど自分で目押ししないといけないから長時間やるのは疲れるので、結局普通の100コインスロットを延々とやった。目標は30万コインくらいだったはずが、気付いたら70万コインくらい貯まっていたが、まあ気のせいだろう。
これで思いつく限りのおしゃれ装備はゲットしたはず……なのだが、どうにもトロフィー獲得が出来ない。
残りのおしゃれ装備があとどこにあるか分からなかったので、ここでようやく攻略サイトを見たところ*3、裏ボスを倒して得られるおしゃれ装備があると書かれていた。
ばかやろう堀井雄二なんでそんなところにおしゃれ装備を置いたんだよ!!! このおしゃれ装備集めるトロフィーは、実質的に裏ボス討伐のトロフィーじゃねーか!!!
というわけで裏ボスも倒した。
なんも見ずに初見で倒せはしたが、初めてメガザルとか使った。耐性とかなんも調べずに挑んだけど、エルフのおまもりは2個、スーパーリングも1個しか作ってなかったから、ほとんどお祈りゲー(=弱ってるキャラが殴られないことを祈る状態)だった。ただ途中で、もしかしてグレイグのにおうだちがめちゃくちゃ便利なのでは? と気付いてからはだいぶ安定して戦えたように思う。割と防戦一方だったのでクリアは199手とかいう雑魚だったけど、まあ勝てればヨシ! 目的はおしゃれ装備だ。いや違う、トロフィーだ。
ということでなんか結局裏ボスまで倒してしまったが、無事トロコン出来ましたとさ、という話でした。
総じて、素晴らしいドラゴンクエストだった。発売以来これまで何年も積みゲーしてた分だけ熱量が冷めてしまっていたかもしれないが、正味100時間くらいたっぷり堪能したから許して欲しい。良かったよ本当に。
ただどうしても、やはり序盤が面倒くさいなというのは印象として解消できなかった。このあたりはある程度割り切ってもらって、さっさと駆け抜けて貰うのが一番良いと思う……のだけど我々RPGプレイヤーはマップを隅から隅まで歩いて宝箱やキラキラを探さないと気が済まないたちなので無理ですね分かります。
それでも、やはりこの体験はドラクエでしか出来ないと思うし、DQ11Sはまじやって良かったな~って思えるので、自分も今度からはむくりと起き上がってDQ11Sやれ側の仲間になりたそうにこちらを見ているになります、優しくしてね。
DQ11Sの自分的な面白さ(=シナリオやシステムやレベルデザインなどの楽しさ)、だいたいこんな感じ pic.twitter.com/E6ZRSAtbnU
— だいじん (@daijin) September 20, 2022
ところで「幸せになりたい!」の選択肢があれ、ビアンカ・フローラ論争並にヤバくねって思ったンですけど大丈夫か? というか自分が死ぬほど悩んだって話なんですけども。具体的にはエマかベロニカかで。
本当に死ぬほど悩んだ。めっちゃ悩んだ。腕組みしてうーんうーんとこれまでの冒険を思い返して、結果としてベロニカにした。
エマは確かに幼なじみだし主人公が居ないと他に相手が居ないだろう……とは思ったのだけれど、ただこれまでの冒険を思い出してみて、そもそも自分が過ぎ去りし時を求めて過去に戻った理由は何だっただろうかと考えたとき、もはやベロニカ以外が全く考えられなかった。それが、自分の中で一番しっくりきた感じだった。
異論は認める。自分はこう解釈したというだけの話だ。
いやまあ、あとでエマの選択肢も見てみれば良いだけの話ではあるのだけれどね。なんかでもそれはそれでイヤっていうかさ、ほら、あるじゃん、そういうの。
DQ11Sらしいことはあまり語っていない日記になってしまったが、まあうちは徹底してレビューではなく「日記」なので、いいでしょう。とにかくDQ11Sをやれて良かったな~って日記でした。
そしてずっとDQ11Sやれやれ言い続けてくれたりっかちゃんありがとう。りっかちゃんの記事もやっと読めたし良かったので貼っておくね。
……えっ、ていうかDQ11無印出たのは2017年!? もう5年前!?!?!?!