2004.03.25 (Thu)
■ [Ragnarok] 某所長のラグナもといゲーム論評
http://www.mainichi.co.jp/life/kokoro/century/2004/0219.html
はい、来ました第二段。毎度ネタの塊ですね。
なんだかもう呆れて言葉も出ないんですが、まあ一応批判とか……。
「ラグナは貴方が思ってるほどさわやかなゲームじゃない!」とかいう批判も在りますが、
其れはまあ置いておくとして。
私が前回(2月19日)のコラムで、 インターネットゲームを”悪魔の心理”と述べたのは、 強者が自分よりも弱い者を選んで攻撃し、持っている物を奪い取って、 自分の地位を上げたり、ストレスを発散したりする心理があると感じたことを指している。 ネットゲームのすべてを指したわけではない。
狩猟採集時代は、人間は生きるために自分より弱い者を捕獲した。 が、自分の地位を上げるためではなかった。 ゲームという仮想社会の中で、弱い者いじめの疑似体験を繰り返していると、 仮想と現実の区別が不明確な心理状態になった場合に、 現実社会で問題行動が起きる可能性が高くなると私は思っている。 そこが、私が指摘したいことの一つである。
■ ゲームのモンスターをつぶす行為がいじめですか。へえ。
しかし、自分より弱いモンスターを叩きつぶす心理と仲間への優しさと思いやりの心理が、 何の矛盾もなく共存するのはなぜなのだろうか。 おそらくモンスターたちは完全な悪であり、 無条件につぶす存在と認識しているのだろう。
■ 恐らくというか、そうなんですが。
このゲームはモンスターをつぶすのが目的のゲームなんですが。
何かを勘違いしてませんか先生。
仲間(PC)への思いやりはまあ当然でしょう。相手はキャラとは言え人ですから。
だがモンスター(NPC)は違うでしょう。
此れが現実世界でのお話ならば別ですが此れはゲームです。仮想世界です。
何ゲームと現実をごっちゃにしてるんですか。阿呆ですか貴方は。
流行の先端をいっていると思われるネットゲームファンの若者らの心理は、 “勧善懲悪の世界”を描く水戸黄門ファンと本質的には変わらないなぁ。 そう思うのは、私の老婆心ならぬ”老爺心(ろうじいしん)”なのかもしれない。